2022/03/10 23:18

震災当時に限らず、保護活動をしているとなぜかイチャモンをつけてくるやつがいる。 

『まずは人間からじゃない?』

『こどもがいないからボランティアなんてやっていられるんだよ』

『フォスターペアレントとかやったら?』

『やっていることが中途半端で薄い』

・・・ヨシ!ぶっちゃけるぞ!わたしはだれかに褒められたいとか認められたいとかでやっているわけではない。犬が好きだから見て見ぬふりをして自分の心を捻じ曲げる事ができないからやってんの!小さいことしかできなくても!そうゆうやつらが人間のためになにかやっているのかと言ったら、なにもやっていない。わたしはやつらが川で溺れていても見て見ぬふりをすることだろう。そうゆう感じで特にイイ人ではありません(笑)


毎日カミちゃんと近所の野川に散歩に行った。大きなヘビの抜け殻を見つけたり、ウシガエルの鳴き声にびっくりしたり、帰り道アイスを食べたり。当時カミちゃんはおじいちゃんと言っても、10歳位でまだまだ元気だった。こんな時間がいつまでも続いたらいいなあ。


・・・うちに来て2年が過ぎた。

カミちゃんは皮膚ガンになった。首に潰瘍が出来てどんどん大きくなっていった。

貧乏だったわたしに友人がお金を貸してくれて高度医療の病院に行くことが出来た。だけど、カミちゃんは腎臓の数値も悪く外科的な手術はもう出来なかった。獣医さんは『(余命は)夏くらいかな。(あと3ヶ月)QOL(クオリティオブライフ)を上げていきましょう』と言った。


カミちゃんは原発が爆発した日も外にいて、雨水も飲んだだろうし、そのへんペロペロ舐めたりしただろう。

それが原発事故のせいなのか・・・そんなのわかるはずもなく、首の潰瘍は滲出液を出しヌラヌラしていった。

気味のわるいできものを首にくっつけて苦しまなければいけない。福島で家の残飯を食べていただけの犬が何かしたかよ。 

わたしはくやしくてくやしくてくやしくて泣いた。


カミちゃんは痩せていった・・・体重は半分になってしまった。あまり歩けなくなってきた。それでもわたしが帰宅するとヨロヨロと玄関まで来てくれた。そして、立ち上がることが出来なくなっても、しっぽを振って『おかえりー』と言ってくれた。

お別れの日が近くなってきた。


明日は11年目の3月11日だ。

その5につづく・・・