2022/02/15 18:47


2021年11月26日夜 
横須賀市浦賀インター近くで、在日米軍のご家族によって保護されました。
車通りの多い道を馬堀海岸方面からよろよろ歩いていたそうです。
きっとたくさんの車は通り過ぎて行ったことでしょう。
ボロボロの犬に気づいたのかもしれないし、気づかなかったのかもしれない・・・
小さな命が消えてしまっても忘れてしまうのでしょう。
手を差し伸べてくださったBさんご家族に心より感謝いたします。

浦賀警察署で初めて会いました。
見たことないくらいのボロボロの老犬でした。すべての骨は浮き出て骨の標本のようです。
爪は伸び放題、毛も生えていません。体のいたるところに重油のようなものが付着していました。
Bさんとも『看取りかな・・・』とお話ししました。
当時の写真を貼るのがなんだかなんだかなのでツイッターのリンクを貼っておきます。

(このあたりからはツイッターにも書きました)
名前は『なにわ』なーちゃんになりました。
その後、病院で診察を受け、腎臓肝臓に問題なく、主たる病気もなく
栄養不足による貧血とのことでした。食欲あります。
・・・なーちゃんて病気で痩せているわけじゃないんだ・・・
つまり、餓死寸前ということ!爪の様子からしても放浪していません。
放浪していたらこんな姿になる前に誰か見つけるでしょう。
どうしてこんなことになったのでしょう。
わたしの推測なのですが、やはり人為的なものだと思います。
繋がれたまま放置されていたのだと思います。1日2日でこんな姿になりません。
この爪どのくらいでここまで伸びるのだろう・・・
餓死というのはとても苦しいのだそうです。あの頃の福島のコ達を思い出しました。

飼い主についての考察は
1.ガチのネグレクト(呪う)
2.認知症など病気でお世話できなくなった。
3.入院した。
4.亡くなった。
5.警察に捕まった。
6.パピーミル工場

ちょっと!どれもぜんぜんだめ!
4は孤独死の可能性もあり浦賀警察署には連絡しました。その近辺でそのような事件があっても、第三者には開示できないとのことでしたが、パトロールへの申し送りや強化はしてくださるとのことでした。
6に関しては、なーちゃんは(たぶん)豆柴のメスなのでもしかしたら、、、あるかもですね。
正直、近所づきあいなどは面倒かもですが、ご近所がどんな様子か、庭の隅になにかいないか
など気をつけたいところです。なーちゃんは2月末で所有権が保護主さんに移ります。さて、元飼い主よ!震えて待て!笑

そして、ツイッターに載せたなーちゃんにたくさんの方がお心を砕いてくださり、
ご支援くださいました。高価なフードを毎日食べさせてあげることができました。
本当にうれしかった。どんどん良くなっていくなーちゃん。かわいい。本当は老犬じゃない。若いのです!
シャンプーやふわふわの毛布をご支援していただきました。しあわせそうななーちゃん。
すべてみなさまのおかげです。みんなのなーちゃんです。ありがとうございました。 

流行に乗って大量生産して大量消費、ペット産業もその流れの中にあるのだろうけど、
その中で不幸になってしまうコはたくさんいます。なーちゃんもその中の一匹。
でも、心ある優しい人はもっともっとたくさんいるのだ!!!
なにやら勝手にジョーカー化して社会を呪っていたわたしも救われた気がしました。

これからもツイッターでなーちゃんのことお知らせします。

コノマルスーさんhttps://twitter.com/konomaru22イラストのトートバッグ制作中です。
2月22日頃発売できると思います。売上はなーちゃんの医療費となります。
どうぞ応援よろしくお願いいたします。